制裁　
アロヒアリイ号の騎手横山和生は向正面で内側に斜行したことについて過怠金30,000円（被害馬：10番・12番）

「他馬に捲って来られたときに外から押し込められるところがあり引っ張らざるを得ない状況になりました。そこは非常にもったいなかったです。競馬なので仕方ない部分はありますが不利を受けながらもリカバリーしてしっかり走り切ってくれました」とはクロワデュノールの北村友一騎手。

確かに彼が騎乗していた馬だけではなく向正面だけではなく不利を被った馬達はちょっと可哀想だった。



その他制裁
ニシノエージェント号の騎手津村明秀は向正面で外側に斜行したことについて過怠金30,000円（被害馬：5番・11番・16番）

マスカレードボール号の騎手横山武史は1コーナー手前で十分な間隔がないのに先行馬を追い抜こうとしたことについて過怠金50,000円（被害馬：2番・7番・15番・16番）

「1コーナー、向正面と何度も当てられました。今日は終始ストレスのかかる競馬になってしまいました。今日は本当に運がなかったです。残念です」とはサトノシャイニングの西村淳也騎手。



東京優駿ではクリーンな競馬を是非！

負け知らず　続かないのは　当たり前

ダービーも　勝てはしないよ　北山黒

モレイラ騎手は勝利ジョッキーインタビューでなぜ勝てるのかを問われ「残念ながら秘密はないです。本当に馬のおかげ。能力の高い馬を乗せていただけている関係者の皆様のおかげ」と謙遜していた。

が、こんな左腕（ハミの掛け直し）をトップスピードで使うなんざ…普通はバランスを崩して落ちるでしょ笑

>>8703
3連単、馬単、全てトンで損失補償にもならぬ…トホホ

昨年の皐月賞レコードを0.1秒更新する勝ち時計になるのは不思議ではないし、なんら驚くべきことではない。レースペースは

12.1 - 10.2 - 12.2 - 12.5 - 12.3（59.3）
11.4 - 11.5 - 11.8 - 11.4 - 11.6（57.7）

上り 4F 46.3 - 3F 34.8

究極の瞬発力勝負になり、掲示板に馬番を点滅させた馬達は道中

1　8-8-8-10
2　4-4-6-2
3　11-10-14-13
4　6-6-11-10
5　9-10-8-7

それでも「普通なら」クロワデュノールは「勝てる」レース。

ただ、誤算はハナと番手に行った馬達がスローに落とし過ぎたために、向正面でポジションを動かした馬が

アロヒアリイ　　　　17-18-3-2　 8 着
ファウストラーゼン　18-14-1-1　15着

常識外の複数が現れたこと。クロワデュノールにとっても外から行かれて煩わしかっただろうし、それらを交わして「ヤレヤレ」と勝ちを確信した刹那、外からモレイラ騎手が強襲。

クロワデュノールのゴール前は馬自身も「なにがあった？」と戸惑っていたかのような脚色に。これには馬もジョッキーも責められない。

というより、ミュージアムマイルのあの脚を引き出したモレイラ騎手の鬼神ぶりには脱帽。マジックマンの本領発揮を観た。

逃げたピコチャンブラックは1-1-2-2で殿入線。ジュタにも先に行かれ道中は3番手の内に閉じ込められたジーティーアダマンは初手が良かっただけにもっと積極的に乗って欲しかったな。

グレード制導入以後に皐月賞の馬場が「良」発表の中、4角2番手以内で周回しながら馬券絡み出来たのは

24年　ジャンタルマンタル　3-3-3-2　3着　 3 人

15年　キタサンブラック　　1-2-2-2　3着　 4 人
14年　ウインフルブルーム　1-1-1-1　3着　 8 人

08年　キャプテントゥーレ　1-1-1-1　1着　 7 人
07年　ヴィクトリー　　　　2-1-1-1　1着　 7 人
07年　サンツェッペリン　　1-2-2-2　2着　15人
04年　ダイワメジャー　　　2-2-2-2　1着　10人
04年　メイショウポーラー　1-1-1-1　3着　 6 人

98年　セイウンスカイ　　　2-2-2-1　1着　 2 人
98年　キングヘイロー　　　4-4-3-2　2着　 3 人
97年　サニーブライアン　　2-2-1-1　1着　11人
93年　ビワハヤヒデ　　　　3-2-4-2　2着　 2 人
93年　シクレノンシェリフ　3-2-4-2　3着　 4 人
92年　ミホノブルボン　　　1-1-1-1　1着　 1 人
90年　アイネスフウジン　　2-2-2-1　2着　 1 人

なかなか番手までだと苦しくなっている近代の競馬ではあるけれど、今日の馬場傾向とスタンド前の強い追い風を味方にして >>8698 の期待値は若干UPした。残してくれないかなぁ…

ここまでの芝は…

4R　2000m内　1分59秒7　3歳未勝利
5R　1200m外　1分07秒4　3歳1勝クラス
9R　2000m内　1分58秒2　4歳上牝2勝クラス

昨日ほどではないにしても相変わらず速い。後半1000mのレースラップは

4R　12.1 - 11.6 - 11.6 - 11.2 - 11.8（58.3）
5R　10.6 - 11.0 - 11.0 - 11.1 - 11.4（55.1）
9R　12.3 - 12.1 - 11.7 - 11.3 - 11.2（58.6）

条件戦で58秒台連発。差し込むのは余程の乱ペースでなければ苦しく、馬券絡みした馬達の4角通過順は

4R　2 → 1 → 6 番手
5R　2 → 1 → 5 番手
9R　3 → 7 → 9 番手

当然のことながら勝ち筋は昨年のジャスティンミラノやホープフルSでのクロワデュノールのような3.4番手に位置する必要がありそう。馬券絡みした馬達の馬番は

4R　5 → 8 → 6 番
5R　8 →11→ 9 番
9R　8 → 9 →10番

センター戦。昨年の皐月賞も8番から13番に入った馬達が馬券絡み。イメージは近い。

注目の9R・野島崎特別（4歳上牝2勝クラス）が施行されるようになったのは22年以降の勝ち時計を比較すると

25年
皐月賞
野島崎（良/12頭）1分58秒2　59.6 - 58.6

24年
皐月賞（良/17頭）1分57秒1　57.5 - 59.6
野島崎（良/ 9 頭）1分58秒2　60.1 - 58.1

23年
皐月賞（重/18頭）2分00秒6　58.5 - 62.1
野島崎（重/15頭）2分00秒6　59.3 - 61.3

22年
皐月賞（良/18頭）1分59秒7　60.2 - 59.5
野島崎（良/12頭）2分01秒0　61.4 - 59.6

先程の時計が出るようだとレコードに近い時計になるのは確実。

21年以前は展示レースとして同日に鹿野山特別（4歳上2勝クラス）が施行されていたがそこで最も時計が速かったのは17年で

17年
皐月賞（良/18頭）1分57秒8　59.0 - 58.8
鹿野山（良/10頭）1分58秒7　60.3 - 58.4

皐月賞では1分57秒台の決着。これならクロワデュノールの周辺にいる8番から14番辺りの7頭に流しても…

>>8699
誤「10.8」→正「10.6」

昨日の競馬終了後に散水は行った模様だが今朝のクッション値は「10.8」と前日よりも硬くなって馬場の含水率は前日よりも低下…本当にこれでいいのかJRA。

積極的な情報開示でほとんど居なくなった「馬場ガー」勢が再び煩くなりそうな…そんな馬場になったのは残念。今日走った馬達が無事に東京優駿へ駒を進めることを祈るだけ。

ただ、幸いにして今日は前日のような高温と日照りではないので多少は時計が落ち着くことも一縷の望みとしては…

9Rの野島崎特別（4歳上牝2勝クラス/2000m）の勝ち時計がどの程度になるか注目。

ジーティーアダマン　

芝2200mのすみれSが1回阪神の初週に施行するようになったのは00年から（但し21年から23年までの代替変則開催時は除く）

その開幕週の馬場で勝ち時計が2分12秒5以下だったのは

25年　2分11秒0　ジーティーアダマン
24年　2分12秒0　サンライズアース
18年　2分11秒7　キタノコマンドール

この3回だけ。各年の後半1000mのレースラップは

25年　12.2 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 11.8（59.5）
24年　12.0 - 11.5 - 11.2 - 11.8 - 12.0（58.5）
18年　12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.0 - 11.7（58.8）

また各コーナー毎のポジションと上り600mの時計はそれぞれ

ジーティーアダマン　1-1-1-1　35.1
サンライズアース　　9-9-1-1　35.0
キタノコマンドール　7-7-8-6　33.8

今回出走するジーティーアダマンは前半600mを34秒8、前半1000mを59秒5と自踏みしながら上記のラップを形成。しっかりとした上りの脚も使いながら走り切った内容は特筆もの。

先の2頭は春のクラシックで

サンライズアース　　東京優駿　4着　15人気
キタノコマンドール　皐月賞　　5着　 3 人気

いずれも惜しいところまで駆けた。

東京優駿後はターフに戻れなかったキタノコマンドールに対し、昨年のサンライズアースは今年の阪神大賞典で後続に6馬身差の圧勝を演じてみせている。

確かに芝のほとんどを張り替えてリニューアルオープンした初日でマークした時計だけに鵜呑みには出来ないが、持ち合わせているポテンシャルは上記2頭に劣らないものを感じる。

>>8688 のように近5年でボトムレートが111まで引き上がっている中で >>8687 の109では正直なところまだ足りないが、4,5着までなら十分引っ張れる走力はある。

キャリア2戦2勝で初の東上となる今回、なかなか平常心で競馬をすることすら難しいと思われるも初速の出足は出走馬の中で最も速い。

ファウストラーゼンが向正面で捲りに出ることを躊躇するようなペースで流すことが出来れば競馬の展開的にも面白くなる。

サンデー系の肌にルーラーシップ…キセキのようなラップ刻みでの粘り腰を期待。