• No.9207
    2025/6/1 23:05 書記長
    『make America great again』東部3州(ウィスコンシン・ミシガン・ミネソタ)の工場労働者にこう呼び掛けて、ロナルド・レーガンは大統領選挙に勝利した。州知事時代には法案に署名して成立させたはずの「中絶法」に反対することで『福音派』の票と献金を集めた。
    そしてレーガノミクスを実行した、けれどそれで興隆したのは軍事産業とメディアだった、日本車は牛肉と米国産米と引き換えにされた。東部3州の工場労働者たちは報われなかった事は、三大自動車メーカーのその後を見れば分かる通りだ。

    そして再び『make America great again』を、“ラストベルト(錆び付いた地帯)”と化した東部3州の工場労働者に投げ掛けて、ドナルド・トランプは大統領に返り咲いた。社会の多様性や人種間の融和を否定して、『福音派』の強力な支持と票を獲得して、だ。
    白人優位主義と多様性社会、寛容性を『福音派』の票と引き換えにして否定する手法…1980年と同じ図式で誕生(再選)したトランプ政権。トランプ候補を大統領の座に再び押し上げた彼等彼女等は、はたして報われるのだろうか?

    さて、そういう背景と、自身のパーソナリティから、寛容な社会とか個人の多様性、女性の権利を否定するトランプ氏の姿勢は、就任後の数々の政策ともあいまって、大統領ではなく、まるで国王のようだ。

    時あたかも習近平国家首席、プーチン露大統領と帰ってきたトランプ大統領とが並んで、主要な大国のリーダーが全員強権的・独裁者となってしまったような景色となってしまった。

    『習指導体制に・大ロシア主義に・トランプ思考に、逆らうな』彼等は異口同音に、多様性と寛容を望む人々を脅しつけるのだ。『国家(或いは、俺様)の望む国民になれ』と。

    リベラルを名乗る者はどうしたものか?国境や政治体制を越えた“世界市民”としての世論を形成するしか無いのではないだろうか。
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カテゴリー 政治
最終更新日 2025-06-30 23:49:14

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